20数年で日本と中国が逆転したこと


麻布十番の小さい不動産屋

ジャシボ不動産の小谷です。

一般社団法人ジャシボの基本的なビジネスに対する考え方は日本と中国とつなぐビジネスモデルを展開しています。

弊社は基本的には日中商務振興機構として日本企業と中国企業をつなぐ社団法人として設立されています。

なぜ一般社団法人で不動産会社やっているのですかという風によく聞かれるのですがその理由は私自身がもともと中国ビジネスのセミナーを多数行っていたからです。

有名な所ではアリババという中国の企業での貿易セミナーや中国の最高学府である北京大学でエグゼクティブ MBA で教鞭を取ったり講師として色々活動していた時期がございました。

そのためにセミナー講師として事業をするのであれば一般社団法人を設立して教育をベースに日本と中国とのビジネスの促進をできればいいなというふうに考えてこの法人を立ち上げました。

ですから初めから不動産会社をやろうと思って作った会社ではないのですが中国ビジネスにおいていま中国人の日本への不動産投資というものが一つの大きな市場になってきています。

私が初めて上海に行ったのは1997年に上海のとある大学に留学しました。

その当時はとても考えられない話です。

中国人投資家が日本の不動産を買いあさるというふうな伝説が生まれるということは誰もその当時は思ってはいなかったでしょう。

私自身も20数年前上海に行った時はそんなことが起こるとも予想もしていませんでした。

当時は中国人が日本へ来ること自体も難しかったので日本の不動産に投資するなどとは考えられない話でした。

逆に日本企業が中国に進出をして中国の安い人件費を使ってものづくりをすると言う製造業のアウトソーシングが流行っていた時代です。

 

私自身も2004年に上海で貿易代理店を立ち上げました。

中国の安い人件費や製造するための人材が色々あったということで私が行った一番初めのビジネスモデルは中国の職人を集めて日本向けの建築資材屋家具または建具などを作って日本の建設現場に輸出するという案件を行っていました。

この業務に関しては建材家具ドットコムというホームページを立ち上げて2004年から現在に至るまでおこなっています。

 

よって不動産とは関係はなかったのですが建築資材等で店舗内装などをする資材を中国で製造調達をして日本のテナントまたは店舗オーナー建設会社に納品をするという仕事を行っていたことになります。

ですから現在は不動産仲介会社としてお客様にテナントなどを貸していますが元々の前身はお客様のテナントを作るための資材を中国から調達するというサポート業務を行っていたので今考えてみれば仕事は連動性があるなぁというふうに考えています。

話は少しそれましたが私たち日本人が20年前中国にこぞって出かけて行きましたが逆にそれから20年が経って立場が全く逆転したというのは驚きであります。

ですから今は私自身は中国との仕事をするに私は中国に行かないで中国からお客様を来るのを待っているという状況になっています。

それは経済の波というものは非常に面白いというふうに個人的には思っています。

またコロナが落ち着けば中国人投資家が日本の不動産を何とかしたいまたはいろんな建築物を建てたいというふうな話も出てくるかと思いますので、今まで培った中国からの貿易業務などのノウハウは役に立つのかなという風に思っています。