中国籍の方向け:サイン証明(署名証明)の取得方法
日本で不動産取引を行う際、中国籍の方は「サイン証明(署名証明)」が必要となります。日本人の印鑑証明に相当する書類で、署名が本人のものであることを公的に証明するものです。以下、3つの取得方法をご案内します。
1. 中国国内の公証処(公証役場)で取得する方法
中国国内で最も一般的な取得方法です。
取得手順
① 必要書類の準備
- パスポート(本人確認用)
- 署名する対象書類(委任状、契約書など)
- 身分証(中国居民身份証)
② 公証処(Notary Office)に申請 公証処にて、本人が目の前で署名を行い、その署名が本人のものであることを証明する文書を作成します。
③ 公証書の取得 「署名証明書(签字属实公证書)」が発行されます。日本の不動産取引に利用する場合は、日本語翻訳を付けるか、日本で利用する旨を伝えて二か国語表記にしてもらうとスムーズです。
④ 領事認証(必要に応じて) 日本の登記手続では領事認証まで求められないケースも多いですが、要求される場合は外務部の認証および日本領事館での確認が必要です。
期間と費用
- 期間: 即日~数日(公証処の混雑状況による)
- 費用: 数百元程度(地域により異なる)。翻訳費用が別途必要な場合あり
2. 在日本中国大使館・総領事館で取得する方法
一時的に日本に滞在している場合、在日中国公館でサイン証明を取得することも可能です。
取得手順
① 事前予約 中国大使館・総領事館の公式サイトから領事業務を予約します。
② 持参書類
- 中国パスポート
- 対象書類(委任状・契約書)
- 居留証明(滞在中であることを示すビザなど)
③ 現場で署名 領事館職員立会いのもと署名を行い、その場で証明書を発行してもらいます。
メリット
日本国内で手続きが完結するため、中国に帰国する必要がありません。
3. 在日公証役場(日本側)+中国領事館認証
日本の公証役場で署名証明を取得し、それを中国領事館で認証する方法もあります。ただし、手間がかかるため、不動産取引目的では中国の公証処で取得するケースが主流です。
重要な注意点
① 司法書士との事前相談が必須
不動産取引で利用する場合、必ず担当司法書士と事前に相談してください。どの形式のサイン証明が受理されるか確認してから取得することが重要です。
② 翻訳が必要になることが多い
日本の登記では日本語書類での提出が原則です。公証書が中国語の場合、日本語訳を添付する必要があります。公証処で最初から日本語翻訳付きで発行してもらうとスムーズです。
③ 署名のスタイルを統一
パスポートの署名欄と同じサインを使用することが望ましいです。異なる署名を使用すると、本人確認に時間がかかる場合があります。
④ 有効期限に注意
公証書には有効期限が設定されている場合があります。取引スケジュールを考慮して取得時期を調整してください。
ジャシボ不動産のサポート
ジャシボ不動産では、外国籍の方の不動産取引を多数サポートしてきた実績があります。サイン証明の取得方法、必要書類、翻訳手配など、日本語・中国語対応でわかりやすくご案内いたします。
不動産購入をお考えの中国籍の方は、ぜひお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが、スムーズな取引完了まで全力でサポートいたします。
お問い合わせ:
電話: +852-58197092
携帯/WhatsApp: +81-8031149288
Email: jcbomarketing@gmail.com
営業時間: 年中無休 午前10時~午後8時